1982年にドミニクとジャニーヌのクロシェ夫妻が創設したドメーヌです。
畑はサンセールのいくつかの地区に合計20ヘクタールを所有しています。
ドミニクは既に他界しましたが、2人の息子であるテディが、ドメーヌに入り後を継いで、母親のジャニーヌと共にドメーヌを運営しています。

畑の表面にはぎっしり草が生えているためブドウの根は水分を求めて下へ下へと伸び、土壌のさまざまな要素を吸い上げます。
とてもサンセールらしい、フルーティーで爽やかでな白ワインと、ピノ・ノワール100％のやさしく複雑な赤ワインにはその土地のさまざまな要素が表現されています。

サンセールの町は、ロワール左岸のすり鉢をふせたような丘にあります。畑はその丘を取り囲むように広がっています。
ブドウ栽培の歴史は古く、6世紀末頃と言われていますが、大きく発展したのは12世紀に入ってからと言われています。
当時は赤ワインが主でしたが、高い知名度を誇っていました。フィロキセラ禍以降、シャスラ種からソーヴィニョン・ブラン種に植え替えたことが功を奏し、1960年代の辛口白嗜好の波に乗り躍進しました。