『ウォットルパーク』シリーズを手掛けるのは、120年以上続く、オーストラリア最古のワイナリーの1つ、ピラミマ社です。
ピラミマ社は、南オーストラリア州の中心地アデレートからおよそ40㎞南の、マクラーレンヴェールにある小さな村のすこし南に位置しています。
ワイナリーは、1892年にアレキサンダー・キャンベル・ジョンストンによって設立されてから今日まで、ジョンストン家によって所有・運営されています。
ジョンストン一家は1839年に南オーストラリア州に移住し、1892年に、アレキサンダー氏がマクラーレンヴェールの南東、当時未開拓の農村の肥沃な農地を購入します。
設立者アレキサンダー氏がその地を先住民アボリジニーの言葉で「月と星」を意味する「ピラミマ（Pirramimma）」と名付けたことが、ワイナリー名の由来となっています。

100年以上続くピラミマ社のワイン造りは、現在は設立者アレキサンダーの孫にあたるジョフ・ジョンストン氏の手に受け継がれています。
醸造責任者とブドウ栽培責任者を務める彼の指導の下で、敷地は当初の97ヘクタールから250ヘクタールへと拡張され（そのうち180ヘクタールにブドウが植えられています）、また3100平方メートルの自然定温管理が可能なバレル貯蔵庫が建築されるなど、ピラミマ社は目覚ましい進歩を遂げました。
ジョフ・ジョンストン氏は、今では世界から注目されるワインメーカーの1人となっています。
今では、16種のブドウを栽培し、世界25各国以上に輸出するワイナリーへと成長しています。
ラベルの鳥は、オーストラリアに多く生息するミツスイです。