1997年9月、スペインのアラゴン州にて5つの農業共同組合の集合体として設立された生産者です。現在ではアラゴン州で最大のワイナリーに成長し、数多くのコンテストで受賞歴を有しており、生産量の40%は世界22ヶ国に輸出されています。
2002年6月には最新鋭の醸造・瓶詰めの設備を建設する一方で、品質管理マネジメントの国際標準規格であるISO9001と環境マネジメントの国際標準規格であるISO14001を取得しています。

国内6地区に渡って広がる約5,000ヘクタールのブドウ畑に700人以上の人間が関わり、全てのワインは各地区で栽培、醸造され、グランデス・ヴィーノス・イ・ヴィニェドスによって商品化されています。
畑は2つの山脈の麓にあり、ウエルバ川とハロン川に挟まれ、高度は海抜400メートルから800メートルに位置しています。
ほとんどの畑は平地に位置し、土壌は砂利質の地下層と、灰褐色または茶褐色の表層で構成されています。有機物が少なく、水はけ、風通しともにブドウ栽培にとって最高の土壌です。
栽培品種はガルナッチャ、テンプラニーリョ、カリニェナ、マカベオ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーの7種類です。
栽培量は白ブドウは1ヘクタールあたり8,000kg、赤ブドウは7,000kgに制限されています。またモスト（ブドウの原液）は100kgのブドウから50リットルのみ搾汁することが許されています。

グランデス・ヴィーノス・イ・ヴィニェドスはスペインでも最も伝統的なワイン生産地の一つであるDOカリニェナの中央に位置しています。
紀元前からすでにブドウ栽培が行われていたとされ、カリニェナのワインの素晴らしさはセルバンテスの不朽の名作『ドン・キホーテ』やホセ・ゾリージャの『ドンホワン・テノリオ』などのスペイン文学においても数多く言及されています。